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その他の事業

ウメ輪紋ウイルス(プラムポックスウイルス)の防除対策

 平成21年4月、青梅市のウメに、我が国で発生報告のなかったウメ輪紋ウイルス(プラムポックスウイルス:PLum pox virus: PPV )による植物の病気の発生が確認されました。PPVは核果類(ウメ、モモ、アンズ、、ニワザクラ等)に感染し、発生諸国の果樹生産に甚大な被害をもたらしていたことから、東京都ではPPV根絶のため農林水産省と協力しながら、緊急防除を実施してまいりました。
 皆様にご理解、ご協力いただき、発生地域における感染割合は大きく低下したため、農林水産省は令和3年3月をもって緊急防除を終了しました。令和3年度から、未発生地域への侵入防止に万全を期すため、苗木等検査を実施しています。


 詳しくは 農林水産省HP をご覧ください

PPV苗木等検査について

ウメなどの苗木、盆栽の移動(販売、譲渡等)をお考えの方へ 

検査対象地域内のウメ、モモなどの植物を地域外に移動する場合、又は、地域内のホームセンターや造園業者などに移動する場合は、検査が必要です。
観賞用の切り枝、切り花は対象ではありません。

検査対象植物

ウメ、スモモ、アンズ、プルーンなどサクラ属植物(サクラ節を除く)の苗木、母樹、盆栽類
※観賞用の切り枝、切り花は対象ではありません。

検査対象地域(東京都)
市町村 字  名 東京都全体地図
昭島市 田中町(JR青梅線以南の地域に限る。)、拝島町、松原町、緑町及び美堀町 地図
あきる野市 小川東、乙津、小中野、小峰台、小和田、平沢東、深沢及び養沢を除く全大字 地図
青梅市 小曾木、木野下、新町、末広町、富岡、成木及び御岳山を除く大字 地図
八王子市 宇津木町、梅坪町、大谷町、尾崎町、上壱分方町、川口町、久保山町、左入町、下恩方町、諏訪町、大楽寺町、高月町、滝山町、戸吹町、西寺方町、弐分方町及び丸山町 地図
羽村市 小作台、川崎(都道249号線(西多摩産業道路)以西の地域に限る。)、五ノ神(都道249号線(西多摩産業道路)以西の地域に限る。)、栄町、神明台、玉川、羽、羽加美、羽中、羽西、羽東、及び緑が丘 地図
福生市 牛浜、大字熊川(国道16号線以東で都道7号線(五日市街道)以北の地域を除く。大字福生(国道16号線以東の地域並びに1846番~1865番まで、1958番~11974番まで、1981番及び1984番~1990番までを除く。)、加美平、北田園、志茂、東町、本町、南田園及び武蔵野台 地図
奥多摩町 梅澤、川井、小丹波、丹三郎及び氷川 地図
日の出町 全域 地図
東久留米市 過去に感染植物が確認された地点から半径500m範囲内の地域  
小平市 過去に感染植物が確認された地点から半径500m範囲内の地域  
西東京市 過去に感染植物が確認された地点から半径500m範囲内の地域  
東大和市 過去に感染植物が確認された地点から半径500m範囲内の地域  


※過去に感染植物が確認された地点から半径500m範囲内の地域の詳細につきましては、横浜植物防疫所または東京都農業振興事務所までお問い合わせください。

苗木等検査の流れ

令和3年4月から、ウメ輪紋ウイルス(PPV)に感染した苗木、盆栽等が流通しないよう、ウメ、モモなどの植物を移動するには、検査が必要な場合があります。

1  申 請

1)申請について

検査対象地域からウメ、スモモ等の検査対象植物の苗木等の移動を予定している方は、東京都に検査申請をする必要があります。
また、検査を申請するにあたり、事前審査、確認事項がありますので、申請を予定する場合は下記受付窓口にご相談ください。

 
各申請 申請期日 申請様式
検査申請書 移動しようとする30日前まで 第1号様式
PDF形式
Excel形式
アブラムシ防除実施報告書 必要に応じて 第2号様式
PDF形式
Excel形式

2)申請窓口について

  受 付 窓 口  所 在 地 電 話
農業振興事務所振興課特別防除対策担当 東京都立川市錦町3-12-11 042-548-4881
 2  園地検査

東京都、農林水産省で葉の目視検査を行います。精密検定のため、葉を採取することがあります。

3  精密検定

遺伝子検定などで、PPV感染の有無を確認します。

4  結果通知

東京都から検査結果を通知します。PPVに感染していない旨の通知を受けた園地では、苗木を移動できます。

  PPV苗木等検査の概要 

連絡先

TEL 042-548-4881(直通)
   〒190-0022 東京都立川市錦町3-12-11
   東京都農業振興事務所 振興課 特別防除対策担当

 

PPVはアブラムシにより媒介されます。PPVが侵入・まん延しないようにアブラムシが発生する春期・秋期の防除を徹底するようお願いします。
PPVは、ウメ、モモなどのサクラ属植物に感染する植物ウイルスです。アブラムシにより媒介するほか、穂木や苗木を経由して感染します。果実は感染経路になりません。
人や動物に感染することはなく、感染している樹の果実を食べても健康に影響はありません。

 ウメ輪紋ウイルス(プラムポックスウイルス)の特徴

 これまでの経緯はこちら